Project 「共創」の心とテクノロジーを表現する浦建築研究所サイトリニューアル

Release 2023.06
Client 株式会社浦建築研究所 様
Role Project Management,Planning,Direction,Art Direction,Design,Front End Development,Photograph,Copywriting,Movie
Url https://www.uraken.co.jp/

Outline

共創の心を表現する「浦建築研究所」のコーポレートサイトニューアルに携わりました。

浦建築研究所は、金沢港クルーズターミナルや星稜大学、北陸大学の設計など数々な実績をお持ちで、「地域の顔を作る」「お客様と共創する」ということに重きをおいており、建築設計・監理からアフターフォローまで、トータルプロデュースを実現しています。

同社は10年ほど前にコーポレートサイトを作られていましたが、公開から年月が経ち旧サイトでは浦建築研究所の魅力を表現しきれなくなったことから、浦建築研究所の活動や技術をステークホルダーに伝えるためのプロジェクトとして今回のリニューアルがスタートしました。

「クライアントと共に創る」という精神がメインテーマ。

浦建築研究所は、最新の建築テクノロジーであるBIM(Building Information Modeling)をいち早く取り入れ技術や経験を磨いてこられ、現在では全国でも指折りのBIM技術を持つ建築会社として知られています。

今回のプロジェクトでは、浦建築研究所が持つ先進性やテクノロジーとともに、クライアントの要望に寄り添い、じっくりと耳を傾け、クライアントと「共創」の姿勢で地域の顔を創ってきた歴史や誠実さを両立させるサイトを目指しました。

事例の美しさを魅せるとともに、同社の「建築に対する熱意」を表現。

浦建築研究所の創る建物は、建物の用途や意味、建てる場所や環境や歴史、建物を取り巻くあらゆる条件や角度を考慮したバランスの良さが特徴。同社が手がけた「街の顔」であり「街の象徴」となる建築物は、物体としての建築物を超えた「文化」としての側面を持っています。

今回のプロジェクトでは、事例自体の美しさが伝わるサイトであることと同時に、同社のもうひとつの特徴である「建築への熱意」「文化への敬意」を表現することを大切にいたしました。シンプルながらも文化性を感じさせるデザインを採用するとともに、同社の「工芸建築」や「アート」への造詣の深さ、浦代表を筆頭とする社員の方々の「建築への熱意」が伝わるコンテンツを用意しました。

ターゲットの違う採用サイトはエッジの効いたデザインを採用。

今回のプロジェクトでは、コーポレートサイトの中に採用コンテンツが共存しているプランを採用したことで、同一サイトの中に全く違うターゲットが混在することが懸念されました。

コーポレートサイトが主に50代を中心とする企業の方々がターゲットであるのに対し、採用ページは最新技術を学びたい感度の高い学生がターゲットであるため、コーポレートサイトのデザインは「信頼感」をテーマに、採用ページは「クリエイティビティ」をテーマとした全く違うトンマナで制作いたしました。

採用サイトでは、働いているスタッフ様の顔が見える動画や写真を使い、浦建築研究所の魅力である「先進性」と同時に「風通しの良さ」や「コミュニケーションの円滑さ」を視覚で表現いたしました。