Project 大学職員のイメージを刷新し、挑戦する情熱と信頼性を可視化した職員採用サイト

Client 学校法人明星学苑様 専任職員採用サイト
Role Project Management,Direction,Design,Front End Development,Illustration,Copywriting
Url https://recruit.meisei.ac.jp/

Outline

学校法人明星学苑さまの専任職員採用サイトを制作しました。
「大学職員=安定した事務職」というイメージが先行しやすく、学苑が求める挑戦意欲の高い中途人材に本来の魅力が届いていないという課題を解決する為に、仕事のやりがいやプロジェクトの面白さ、主体的に活躍できる環境を伝えるための採用サイトとして制作しています。
筆のモチーフには、既存の形をなぞるのではなく自ら描き変えていく主体性を込めています。エンジ色は揺るがない信念と情熱を、黄色は未来を照らす希望を表現。随所にイラストや動きのある演出を取り入れ、挑戦の過程そのものを楽しむ空気感が直感的に伝わるサイトを目指しました。

背景と課題:本当に求めている人材に届けるために

学校法人明星学苑様では、採用時に求めている人材との間でイメージのミスマッチが生じているという課題を持たれていました。事務作業だけでなく幅広いプロジェクトを行う仕事にも関わらず、既存の外部媒体やアプローチではその独自の魅力が十分に伝わりきっていませんでした。そこで、学苑が求める異業種から新しい風を吹き込んでくれるような、挑戦意欲の高い中途人材に情報を届けることをゴールとして設定しました。

また、歴史ある学苑だからこそ若手の意見が通りにくいのではないかという先入観を持たれがちですが、実際には個人の挑戦を強く支え、後押しする風土があります。制度や条件といった表面的な情報だけでは見えにくい、明星学苑ならではの仕事のやりがいや組織としての厚みを可視化することが課題でした。

制作のアプローチ

私たちはこのプロジェクトにおいて、単なる綺麗な採用サイトの構築にとどまらず、問いを以下のように再定義しました。

学苑で働く「仕事」と「人」のリアルな姿を通じて、学校・大学職員という仕事の実像を立体的に伝えるにはどうすればよいか。そして、コンテンツ設計・ビジュアル表現・動的なサイト体験を通じて、教育現場で働くことの熱量と挑戦の魅力を直感的に届けるにはどうすべきか。これらを踏まえ、イメージの刷新を最大の目的とし、求職者が見ていてワクワクしながら自然と読み進めたくなるような体験設計を目指しました。

 

当初のコンセプト案からの脱却

当初は学校法人としての信頼性や品の良さを第一に考え、落ち着いたトーンでデザインを検討しました。「重なり合う思考が、前に進む力になる」というコンセプトのもと、個々の写真や文字が静かに重なり合う、理性的でじわじわと理解される設計を試みました。しかし、これではターゲットである挑戦意欲の高い中途人材向けの採用サイトとしての熱量が弱く、「この場所で働きたい」と思わせる感情を動かすフックに欠けるという課題が残りました。行動(応募)に繋げるためには、理性的すぎる表現だけでは行動につながりにくいと判断し「リアルな熱量」をより強く持たせた現在の方向へ切り替えました。

コンセプト:リアルな熱量と楽しさの具現化

信頼性と品格を保ちながらも、感情を突き動かすエネルギーを両立させる「リアルな熱量と楽しさ」。

  • 筆のモチーフ:既存の形をなぞるような受け身ではなく、自らの手で描き、変えていく「主体性」を表現。一人ひとりの行動が新しい景色をつくっていく姿勢を象徴しています。
  • エンジ色:学苑がこれまで培ってきた「揺るがない信念」と「積み重ねられた情熱」を表現。
  • 黄色:未来を優しく、かつ力強く照らす「希望」や「前向きなエネルギー」を表現。

また、楽しさとリアルさを共存させるコンテンツや、随所にイラスト・動きのある演出を取り入れ、その過程そのものを楽しんでいる様子や空気感が直感的に伝わるようにしました。

装飾とインタラクティブな下層ページ

デザイナーがフォントや筆の動き、細かなあしらいに至るまで、サイト全体の世界観を形にできるよう何度も検討を重ねました。さらに下層ページには、すごろく形式の年間スケジュール、学内マップ、周辺環境マップ、数字でみる明星学苑、座談会など、インタラクティブ性の高いコンテンツを多数搭載。これらをコーダーの二人が丁寧に、生き生きとしたアニメーションとともに仕上げました。

撮影と座談会

今回、計2回にわたり東京での撮影を行いました。学苑の皆さんの温かさや仲の良さが垣間見える反面、座談会で教育の未来について熱く語っている姿を見てサイトのイメージとすごくマッチしているなと感じました。管理職や中堅職員の皆さんの普段は聞けない貴重な本音や、教育の未来に対する熱い想いを座談会で語っていただきました。

2回目の多摩地区周辺の屋外ロケでは、天気予報が外れ雪に見舞われるアクシデントが発生しましたが、周囲のサポートにより無事にカットを収めることができました。

 

「学苑の未来を自ら描き、その挑戦を楽しんでいく」

揺るがない信念と信頼性を守りながら、働く人のリアルな情熱とワクワク感を詰め込んだ、これまでの大学職員のイメージを刷新するWebサイトです。

PROJECT TEAM

  • 西田萌音(nicottolab, Inc.) Project Management / Direction
  • 坂井美里(nicottolab, Inc.) Design / Illustration
  • 鍋谷明希(nicottolab, Inc.) Front End Development
  • 服部真未(nicottolab, Inc.) Front End Development
  • 山本哲朗(tetoru) Photograph