Project 膠原病で最先端の研究実績を誇る金大皮膚科学教室の信念を伝えるブランディングプロジェクト

Release 2022.02
Client 金沢大学 皮膚科学教室 様
Role Planning,Direction,Art Direction,Design,Front End Development
Url https://derma.w3.kanazawa-u.ac.jp/

Outline

北陸の皮膚科・地域医療を代表する存在となっている金沢大学 皮膚科・形成外科の医局のリブランディングとサイト制作を担当いたしました。同医局は、開局当時から膠原病の研究に力を入れており、日本でも最先端の実績を持っています。若い先生のご活躍も多く、また臨床の件数が非常に多いことも特徴のひとつです。

代表の教授が着任されたことを機会に、同医局のサイトを、膠原病に特化していることがアピールでき、リクルートにつながるような内容へと刷新することをご希望されていました。弊社に制作のお声がけをいただいたのは、以前に弊社が制作した同大学の小児科サイト(https://ped.w3.kanazawa-u.ac.jp/)を医局の方がご覧になったことがきっかけとなりました。

医局のイメージを具現化し、利用者・関係者双方向に強く訴求

皮膚科と形成外科の2つの診療科が協力して、高度な専門診療を行うとともに、研究面においても先進的な基礎研究・臨床研究を行っている金沢大学の皮膚科学教室。

先進的な学術研究や治療を行っているのにも関わらず、今まで使っていたサイトがかなり前に作られており、新しい研究内容や活動内容が内外にアピールできる機能がないことが問題視されていました。

そこで今回、改めてプロジェクトの目標を「サイトのリニューアルだけではなく、医局のイメージを具現化するリブランディングとして機能すること」に設定。医局の方々とのヒアリングを通じ、伝えたいことを以下に策定いたしました。

  1. ターゲット1:患者や利用者
    患者や利用者に寄り添い、フットワーク軽く、なんでも診る姿勢であること。
    また、地域医療の砦としての存在感を伝えること。
  2. ターゲット2:研修医や学生
    研修医や学生の関心を集め、将来のキャリアパスをポジティブにイメージできるよう、医局の「魅力」「やりがい」「信頼感」を伝えること。
    また、膠原病の治療、研究、臨床に力を入れていることを伝えること。

「強み」や「らしさ」の策定を医局と共にインナーブランディングとして取り組む

医局の強みや特徴を表現したサイトデザインにするべく、勤務されている先生や教授方複数名にインタビューを実施。そこから見えてきたキーワードをもとに、医局のイメージを表現したタグライン、ロゴ、ムードボードをご用意し、方向性を定めてからサイト制作を行いました。

フィロソフィーを具現化するタグライン やMVVが何度もリテイクになる中、医局のみなさまの納得する形を目指し、丁寧にブラシュアップしていきました。

医局の強みをシンボル化したロゴは、皮膚の表面をモチーフに使いつつ、膠原病という「難易度の高い研究」を行っているアカデミックな印象のデザインをご提案しました。また、MVには動画で医局の雰囲気を伝えることをご提案。サイト全体的には「活気」「若い」「やりがい」「親しみ」「アカデミック」というキーワードをもとに、ブルーを基調に、若々しい新鮮さと信頼感を表現したデザインをご提案いたしました。

「美しく見やすい」「管理者も利用者も使いやすい」を徹底

今回のサイトリニューアルでは、革新的なイメージを表現するために、テキストの随所にグラデーションを施したデザインを採用しています。テキストのグラデーションは古いブラウザであるIE11では対応できないので、保守性やIE11のサポート完全終了を見越して、スタイルシートでの対応を行いました。とはいっても、IE11でも綺麗に単色で表示されるように細やかに調整を行いました。また同窓会ページでは、限られた人だけが見られる仕様にするため、WordPressのアカウント機能を使い認証機能を付与しました。

新しく公開したWEBサイトは、日々変化していく医局の姿や姿勢を発信し続けることで、医局の存在意義や魅力を訴求していくものへとリニューアルいたしました。

PROJECT TEAM

  • Chisato Hamda Planning
  • Kenji Osugi Direction
  • Mao Mori Direction
  • Kazue Suzuki Design
  • Yui Yoshida Design
  • Capotast Co., Ltd. Front End Development