デザイン思考と広報部で考えるオープンキャンパスの体験設計
高校生の好奇心を最大限に発揮できる場所へ


私たちニコットラボでは大学様のLP制作やSNS解析などさまざまな広報支援を行なって参りました。
その中で感じているのは、やはりオープンキャンパスの場は大学の魅力を「体験」として届ける、とても大事なイベントです。
高校生は、自分が通う学校や塾などで自分が目指したい大学をリストアップし、パンフレットやSNS、Webサイトで詳しく知ろうと思っていると思います。
その中で実際にキャンパスを訪れ、先先生や先輩たちと話したり、授業を体験したりする時間は、高校生にとってとても大切な一日になります。
そして「楽しかった」と感じられる体験が生まれればきっと出願の後押しになるはずです。
逆に、当日の体験が期待と違っていたり、印象に残るものが少なかったりすると、気持ちが下がってしまうこともあります。
そのオープンキャンパスをどう設計し、出願意欲につなげるか、ニコットラボでは、「体験全体のデザイン」として捉えオープンキャンパスの成功を支援しています。
オープンキャンパスは、大学にとって1年で最大のブランディング機会だと思います。
オープンキャンパスのランディングページやSNS広告に力を入れる大学は多いと思いますが、、当日の体験まで含めた導線設計まできちんと考えられている大学は少ないように感じます。
デザイン会社として、実際に現場に足を運んで、感じたことについて。
少しネガティブな内容を書きましたが、当日の体験が弱いと出願意欲が低下してしまいます。
オープンキャンパスでは、情報を伝えるというよりは、高校生が実際に参加したり、
手を動かたり、先生や学生と話し、自分がその大学に通う姿を想像できることです。

デザインの力は、素敵なLPを作ることではなく、
「本当に楽しいオープンキャンパスになっているか」を、企画段階から問いかけることだと思います。
ニコットラボでは、広報の皆様とオープンキャンパス当日に高校生のインタビューも実施し「楽しかったこと」「何が物足りなかったか」を毎年積み上げながら、次年度の改善につなげています。
オープンキャンパス全体を広報部の皆様とデザイン会社で
デザイン会社がオープンキャンパスに関わる意味だと思います。
ここで、今までオープンキャンパスのデザインに携わっている中で、大事にしているポイントを記載したいと思います。
❶キャッチコピーは毎年変える
学部・学科の改組など近年多いです。
今大学にとって1番伝えたいこと、そして高校生が響くかを考えコピーを考案します。
❷学部・学科の魅力を埋もれさせない
どうしても訴求した学部・学科に焦点を当てがちになってしまいます。
目立ちやすい学部だけでなく、各学部・学科の違いや面白さをきちんと伝えることを大切にしています。
❸当日の流れを一目で分かるように
スケジュールはトップでは一覧を。詳細ページでは時間軸と写真・動画でイメージしやすいように心がけます。
❹体験授業を見直す
体験授業や研究内容の説明が高校生に響くか、そして一方的になっていないかを考え直します。
❺動画は来年のために今年撮る
当日の雰囲気を伝える素材はとても大事です。なるべくAIは使わずありのままを記録しSNSや翌年の素材として用意する。
❻個別相談への導線を明確に
学内サイトやLPは「個別相談の申し込み」へきちんと誘導できているか、CTAボタンの位置・文言・タイミングは最適かを見直します。
❼申込フォームの使いやすさを見直す
最後に、意外と落とし穴になりがちな存在が申込フォームです。
フォームが分かりにくいと離脱につながります。
入力項目は多すぎないか、スマートフォンで入力しやすいかなど
フォームまで含めて設計することを大切にしています。

学食の体験はキャンパスライフを想像できるリアルな体験です。
親子や友達たちと感想を話しある時間でもあります。
ランディングページでは食事や会話を楽しんでいるシーンや選べる献立のようなコンテンツも入れてあげると良いと思います。
当日のプログラムにも、必ず組み込むべき要素だと思います。
また、保護者様には送迎についても触れてあげると、喜ばれます。
アクセスの仕方、駅からの送迎バス、駐車場情報など記載してあげると、参加前の不安を減らすことができます。
最後に、オープンキャンパスは、毎年改善していくことが重要です。
そのための最も大切な素材が、参加者の声です。
「体験授業が難しかった」「もっと在学生と話したかった」
このような声は、翌年の企画を変えるにあたってとても大事になってきます。
アンケートでは「どこで知ったか」「何が参加の決め手か」「満足度と理由」を必ず聞きます。
記入式のアンケートやインタビューのレポートで出てこないリアルな感情が、企画改善のヒントになります。
ニコットラボでは、アンケート設計やインタビュー実施も支援しています。
集めた声をデータとして整理し、次年度のLP・広告・プログラムに反映するサイクルをつくることが、長期的な広報力の底上げにつながります。

また、アンケートと同様にアクセス解析のデータも重要です。
どの学部学科にアクセスが集まっているのかや、
どのバナーや広告から申し込みにつながっているのか。
スマートフォンで見たときに分かりにくい箇所はないか。
このようにアクセス解析を行うことで、データをもとに改善できます。
たとえば、体験授業のページはよく見られているのに申し込みにつながっていない場合、実際の授業に問題があるかもしれません。
アクセス数は多いのに個別相談への導線が弱ければ、当日の体験やCTAなど見直します。
オープンキャンパスにとどまらず、大学の広報支援において、企画、デザイン、当日の体験、アンケート、アクセス解析。
この一連のサイクルを丁寧に回していくことで、来場者の気持ちを出願へと少しずつ近づけていけると思っております。
ニコットラボは企画の上流から一緒に考え、公開後の数字や参加者の声をもとに、次年度の改善まで伴走していきます。
オープンキャンパスをより良くしていきたいとお考えの大学広報担当者の方と、まずは現状の課題整理からご一緒できればと思っています。
LP制作・Web広告・SNS運用・アンケート設計・アクセス解析まで。
「なぜ来てほしいのか」を一緒に言語化するところから始めます。
お問い合わせはこちら