PROJECT TEAM
- Miho Maruyama Project Management / Planning / Direction
- Mika Maeda Art Direction / Design
- Chisato Hamada Planning
- Wakako Hifumi Design
- Capotast Co., Ltd. Front End Development
Release | 2022.02 |
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Client | 金沢大学 高度モビリティ研究所 ADMORE 様 |
Role | Project Management,Planning,Direction,Art Direction,Design,Front End Development,Photograph,Copywriting |
Url | https://admore.w3.kanazawa-u.ac.jp/ |
『金沢大学高度モビリティ研究所 ADMORE(アドモア)』は、金沢大学の中の学域を超えたいくつかの研究室が共同で、自動運転技術の高度化による未来の高度モビリティ社会の実現に向けた研究を行うために2021年4月に立ち上げられた研究機関です。
研究所の立ち上げを機会に、金沢大学にモビリティ研究をリードする研究所があることを外部に周知すると同時に、学内の研究情報を魅力的に発信する場所を持ち、産官学民との連携をとっていく必要性がありました。
今回のプロジェクトでは、高度モビリティ研究所内の「次世代モビリティサービス部門」「自動運転技術部門」「認識技術部門」「先進車両技術部門」「未来社会創造部門」の5つの分野がそれぞれ持っている研究情報やリソースを整理して、同研究機関の存在意義や取り組みを学内外にアピールできるサイト制作を目指しました。
ブランディングフェーズでは、競合調査や市場調査、ユーザー別のペルソナ設定・ジャーニーマップ制作など、研究所の本質的な価値を定義するための分析を徹底的に行いました。このフェーズを制作チームと研究所で連携して行うことにより、終始一貫して本プロジェクトメンバーが研究所の価値の共通認識を持ちサイト制作に臨むことができました。
デザインのテーマは「世界トップレベルの研究と未来への期待感」。メインカラーには落ち着いたネイビー/ブラックを使用し、未来感のあるネオンブルーのアニメーションを配することで、高度モビリティ研究がもたらす未来的価値と、その研究結果がもたらす社会を想起させる工夫をしています。
本プロジェクトの目的は、サイトを基点として研究所内部に意欲的なメンバーが集まり、また産官学民との連携として外部に活動内容が広がっていくことにあります。
ゆえに本プロジェクトで制作するサイトは、研究所メンバーにとっては自らの研究内容の意義を感じ理念として浸透させるためのものであり、また外部企業にとっては研究所の活動内容が理解でき接点となるものである必要がありました。
わたしたちは研究者・利用者の両者をつなぐために、研究所の持つ本質的な価値を提示するとともに、研究の根幹となるビジョンや思いを伝え共感してもらうことを大切にいたしました。